気品ある立派な口ひげと、しっかりとした眉毛で、
大変ゴージャスな印象のミニチュアシュナウザーは、ドイツ原産で、
シュナウザー3種の中でもっとも小さく、またもっとも新しい犬種です。
特徴的な口ひげですが、ドイツ語でこの口ひげの事を
「シュナウツ」といい、名前もここから由来しています。
体長と体高がほぼ同じスクエア型で、シュナウザー3種の中で最もスタイリッシュです。
日本やアメリカではテリアグループに属しますが、
テリア系の血統は全く入っていません。
イギリスではテリア種とは区別して、他のシュナウザー種と同じ、
ユーティリティーグループに属しています。
また、他のテリア種はイギリス原産であるのに対し、
ミニチュアシュナウザーはドイツ原産と、テリア種の中では特異な存在と言えます。
元々は、農場でネズミ捕りとして活躍していました。
広い農場をたった一頭で担当していたほど、
ミニチュアシュナウザーは小柄ながらスタミナのある、大変タフな犬種です。
ミニチュアシュナウザーの口ひげと眉毛は、その農場でのネズミ捕りの際に、
ネズミ達の反撃から顔を守るために残されたと言われています。
ミニチュアシュナウザーは、他のシュナウザー2種(スタンダード・ジャイアント)より
かなり遅れてアメリカに渡りました。
しかし、第二次世界大戦後あたりから、ミニチュアの人気は他の2種を次々追い越し、
一時はアメリカで人気犬種ランキング3位に入るまでとなりました。
現在も、愛玩犬として、またショードッグとしても幅広く活躍し、
その人気は衰える事を知りません。
日本には1950年代にアメリカより輸入され、
以来、小型犬種をのぞいたテリアグループの中では最も人気のある犬種となっています。
ミニチュアシュナウザーは陽気で活発、人懐っこく、大変愛情深い性格です。
好奇心が旺盛で遊びやいたずらが大好き、人とのコミュニケーションを好みます。
また、利口なので、人の言葉をよく理解でき、飼い主に従順な性格です。
テリア種に属しますが、テリアの血統を持たないので、それほど攻撃性はありません。
シュナウザー種の中でも一番明朗だと言われています。
またその昔、広大な範囲の農場で番犬をしていたことから、
大変タフでスタミナがあります。
さほど神経質ではないので、些細な事ではめげない、活力あふれる犬種です。
また、大型犬顔負けの勇敢さを持ち、
他人に対して警戒心を持つ事から、番犬として最適です。
反面、自己主張が強く、頑固な一面もあります。
そのことから、信頼関係がうまく構築できずにストレスを溜めてしまうと、
吠え癖がついたり、神経質な性格になってしまうので注意しましょう。
ミニチュアシュナウザーは大変友好的で、誰にでも愛想を振りまいたり、
ひょうきんな面もたくさんもっているので、誰からも愛される犬種と言えます。
コミュニケーションが不足すると、精神が不安定になってしまうくらい
人間の事が大好きなので、子どもとの相性も抜群です。
また、マナーのよい犬種で知られており、いろいろな事に参加させることが可能です。
ミニチュアシュナウザーは、19世紀後半に、ドイツ・ババリア地方で
農作業やネズミ捕りを目的として作られた犬種です。
この犬種は、テリアの中で唯一、ヨーロッパの島々で暮らしていた犬を祖先に持たず、
ドイツのババリア地方で、牧羊犬として古い歴史を持つ
”スタンダード・シュナウザー”と”アーフェン・ピンシャー”
”ミニチュア・ピンシャー”との異種交配により作られました。
犬種の小型化で一般的なのは、小型の犬種を選んだ上、
選択繁殖により行われる方法ですが、ミニチュアシュナウザーの場合、
まず外観の似ているアーフェン・ピンシャーとの異種交配を行ったのち、
選択繁殖によって小型化された経緯があります。
ミニチュアシュナウザーは、当初、ドイツの農場・厩舎などで
ネズミ捕りの役割を担っていました。
小柄な体型とは裏腹に、広大な範囲の農場をたった一頭で担当するくらい、
大変スタミナのある犬種だったようです。
また、その特徴的な口ひげとあごひげで、
そのネズミ達の反撃から顔を守っていたと言われます。
その後、アメリカに渡ったミニチュアシュナウザーは、上流階級の婦人達とともに、
社交界デビューを果たします。
そして瞬く間に人気犬種のトップクラスに上りつめ、1
899年にはドッグショーに初出場しました。
ミニチュアシュナウザーは、原産国のドイツより、
アメリカでの登録犬数の方がはるかに多く、現在もショードッグとして活躍したり、
愛玩犬として不動の人気を誇っています。
日本には1950年代にアメリカから輸入されましたが、
当初は飼育に関する情報量が不足していたため、あまり流行しませんでした。
その後、様々な情報が広まったことで、1970年代から注目が集まるようになり、
徐々にジャパンケネルクラブ(JKC)登録犬数ランキングを上げていくことになります。
現在もその注目度は留まることを知りません。